発見した女性が腕に乗せて撮影したシロマダラ(滋賀県彦根市石寺町)

発見した女性が腕に乗せて撮影したシロマダラ(滋賀県彦根市石寺町)

 滋賀県のレッドデータブックで「要注目種」に指定されている珍しいヘビ「シロマダラ」が、彦根市の荒神山麓で見つかった。発見した女性は「以前も見かけたことがある。自然が豊かな地域なのですみやすいのでは」と推測している。

 9月23日正午ごろ、京都エアースポーツ(京都市)が運営する同市石寺町の荒神山ハンググライダー着陸場で、インストラクターの女性(38)が装備を載せる布マットの下にシロマダラがいるのを見つけた。

 体長20~25センチ。生後数カ月の幼蛇とみられ、原っぱでとぐろを巻き、暴れる様子はなかったという。毒はなく、琵琶湖博物館の金尾滋史学芸員は「県内に薄く広く分布しているが、夜行性のため普段は岩陰などに隠れ、目にすることは少ない」とする。

 女性は発見後すぐ、着陸場の隅に運んで野に放った。「珍しいというが、ここで見たのは3度目。周囲は自然や田畑が広がり、生き物に優しい環境が理由かも」と話した。