水揚げされる新鮮な松葉ガニの雄(6日午後0時15分、京丹後市丹後町・間人漁港)

水揚げされる新鮮な松葉ガニの雄(6日午後0時15分、京丹後市丹後町・間人漁港)

 日本海の冬の味覚の王者・松葉ガニ(ズワイガニ)漁が6日、解禁され、京都府北部の京丹後市と舞鶴市の3漁港では漁師が新鮮なカニを水揚げし、活気にあふれた。府漁業協同組合の3地方卸売市場で開かれた初競りでは、間人(京丹後市)で雄1箱(5匹)に25万円の最高値が付いた。
 府漁協の舞鶴、丹後、網野各支所に所属する底引き網漁船11隻が午前0時の解禁とともに、丹後半島沖約20~50キロの漁場で一斉に網を入れた。
 ブランドの「間人(たいざ)ガニ」で知られる京丹後市丹後町の間人漁港では午前9時半すぎから5隻が続々と帰港し、船員たちが雄ガニやコッペガニと呼ばれる雌ガニを船から降ろした。「愛新丸」船長の佐々木学さん(45)は「思ったよりいい水揚げで、サイズも量も例年並み。今後もいい漁が続いてほしい」と期待した。
 この日、3地方卸売市場では雄計470箱2090キロ、雌計875箱4946キロが出荷された。
 舞鶴地方卸売市場(舞鶴市下安久)では、ずらりと並んだカニが威勢のいい掛け声とともに競り落とされた。最高値を付けた市内の鮮魚店主藤元裕泰さん(48)は「どの船のカニも形が大きく身も詰まっていた。お手頃な価格もあるので食べに来て」と話していた。
 同市下福井の道の駅「舞鶴港とれとれセンター」では早速店頭にカニが並び、観光客らでにぎわった。大阪府豊中市の会社員中谷海人さん(24)と松村有紗さん(23)は「甘くて濃厚な味」と舌鼓を打っていた。
 漁期は雄ガニが来年3月20日、雌ガニは今年末まで。