黒い煙を吐き出して力強く走るSL北びわこ号(京都市下京区・京都鉄道博物館)

黒い煙を吐き出して力強く走るSL北びわこ号(京都市下京区・京都鉄道博物館)

 関西で唯一、営業運転を続け、2019年11月を最後に運行終了した蒸気機関車「SL北びわこ号」が、京都市下京区の京都鉄道博物館で、期間限定で復活している。黒い煙を吐き出しながら同館敷地内の線路を力強く走っている。5日まで。

 SL北びわこ号は、1995年に北陸線米原―木ノ本間(22・4キロ)で運行開始。近年は春と秋の季節限定で、これまでに計34万人の乗客を集めた。新型コロナウイルスの影響で昨春から運休し、客車の老朽化に加え、感染対策のための換気が十分できないことから、JR西日本は今年5月、運行終了を発表した。

 復活したびわこ号は、C56形160号機の機関車が、12系の青い客車2両をけん引する。黒い煙をもくもくと噴き上げながら往復約1キロの線路を走る雄姿に、多くのファンがカメラを向けていた。高校3年の男子生徒(17)=大阪市天王寺区=は「12系客車に乗れる機会はもうないので、特別感があった」と話していた。

 午前11時~午後4時に30~60分に1本運行。大人300円、3歳~中学生100円(入館料別)。