柔らかな光に照らされ夕闇に浮かび上がる満開の桜(4日、京都市左京区・京都府立植物園)=小型無人機から

柔らかな光に照らされ夕闇に浮かび上がる満開の桜(4日、京都市左京区・京都府立植物園)=小型無人機から

 薄紅や白い花が満開の木々を、温かな光が照らす。桜をライトアップする京都府立植物園(京都市左京区)の夜間開園で、「桜林エリア」を空から撮影した。暮れゆく古都の町の灯を望み、緑色に光る温室と対照的な濃淡ある桜色が、鮮やかに浮かび上がった。

 ライトアップは、市民の要望などで2006年に始まった(今季は7日に終了)。正門から入ると夜桜がパノラマ状に広がり、入園客が思わず感嘆の声を上げる。静かにゆっくりと観賞できると好評で、連日多くの人が訪れた。

 開花時期が異なる150種、450本の桜が植わり、品種によっては4月下旬まで楽しめるという。八重咲きで淡いピンク色の「大原渚(なぎさ)桜」や、花が星形に見える「高桑星桜」など、珍しい品種もある。

 昨秋の台風で、樹齢50年を超えるソメイヨシノが約20本倒れるなど被害を受けた。抜けた場所に植えられた高さ3メートルほどの成木は今春、しっかり花をつけた。来園者を楽しませる桜花の景色を織りなしていく。

(※許可を得てドローンで撮影しています)