昔懐かしいロバのパン屋で、蒸しパンを選ぶ親子連れ(京都市伏見区・住吉公園)

昔懐かしいロバのパン屋で、蒸しパンを選ぶ親子連れ(京都市伏見区・住吉公園)

 「ロバのおじさんチンカラリン…」のメロディーで知られる「ロバのパン屋」が3日、京都市伏見区内の公園など11カ所を回った。昔ながらの蒸しパンを親子連れたちが楽しんだ。

 建築職人でつくる全京都建築労働組合伏見支部が、新型コロナウイルス禍に明るい話題を届けようと主催した。

 ロバのパン屋は京都発祥で、高度成長期、馬車に積んだパンを街角で販売し人気を集めた。一時は全国にチェーン店があったが、現在は4店舗だけが残る。この日は岐阜市の店舗を招いた。

 移動販売車がメロディーを鳴らしながら公園に現れると、親子連れや高齢者が列をつくった。家族で来た建設業村瀬宏典さん(43)は「小さい頃に親と来た思い出があり、子どもにも体験させたかった」と話し、カスタードクリーム味など数種類の蒸しパンを選んだ。

 同支部によると、コロナ禍で収入が減った職人が増えているといい「組合独自の給付金もあり、仲間を増やしたい」(事務局)と話していた。