京都府八幡市役所

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 通っていた中学の教諭から激しい叱責(しっせき)を受けて不登校になったとして、京都府の八幡市立中の元男子生徒(16)が市に対して慰謝料など約275万円の損害賠償を求めた訴訟は4日、京都地裁(野田恵司裁判長)で和解が成立した。市が元生徒側に解決金80万円を支払う。

 八幡市教育委員会によると解決金以外の和解内容は非公表で、「コメントは差し控える」としている。

 訴状によると、元生徒は2019年7月、学校内での言動などを巡り、女性教諭に対して謝罪するよう指導を受けた。その際、生徒指導の男性教諭が「おまえ何してんねん」などと怒声を上げて叱り、目の前の机を蹴飛ばしたり、いすを壁に投げつけたりするどう喝があったと主張。元生徒は恐怖心から登校できなくなり、不安抑うつ状態との診断を受けたとしている。

 その後、学校側は「行き過ぎた指導があった」として謝罪。男性教諭について、過去にも別の生徒を怒鳴るなどして抗議が学校に寄せられていたとして、市教委には安全配慮義務違反があると訴えていた。

 原告代理人の弁護士は「ある程度、納得のいく解決になった。行き過ぎた叱責行為がなくなってほしい」と話した。