谷署長(左)から感謝状を受け取った藤平さん(中央左)と朝比奈さん(中央右)、山下さん=八幡市八幡・DRUGユタカ八幡軸店

谷署長(左)から感謝状を受け取った藤平さん(中央左)と朝比奈さん(中央右)、山下さん=八幡市八幡・DRUGユタカ八幡軸店

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして、京都府警八幡署は、京都府八幡市八幡のドラッグストア「DRUGユタカ八幡軸店」と、店員の藤平明日香さん(32)、山下優希さん(29)に感謝状を贈呈した。

 八幡署などによると、アダルトサイトの会員登録解除の名目で、同市内の80代男性が60万円分のプリペイド型電子マネーをドラッグストアで購入し支払うよう要求され、9月11日に来店。対応した山下さんは男性の不慣れな様子や高額な購入希望から特殊詐欺を疑った。

 男性は手持ちの現金がなく購入せず帰ったが、山下さんは注意するよう店員間で情報を共有。2日後、再び訪れた男性に藤平さんが気づき、山下さんと連携して支払わないよう説得し、同署へ連絡した。

 八幡署は「ドラッグストアを購入先に指定したのは府内でも聞いたことがない。コンビニや銀行に比べて警察の指導が及んでいないと考えたのではないか」としている。

 店員2人と、店を代表して朝比奈孝行前店長(44)に谷正徳署長から感謝状が手渡された。藤平さんと山下さんは「詐欺疑いを男性が聞き入れてくれたことで、被害を防げた」と話した。