朝から夕方にかえて花の色が変化するスイフヨウ(京都市山科区・大乗寺)

朝から夕方にかえて花の色が変化するスイフヨウ(京都市山科区・大乗寺)

 1日のうちに花の色が変化する「スイフヨウ(酔芙蓉)」が、京都市山科区の大乗寺で見頃を迎えている。高さ2メートル以上にも成長した花がトンネルのように参拝客を迎え、はかなげな美しさを見せている。

 スイフヨウは朝に白く咲いた花が夕方にかけて紅色へと色づき、その日にしぼむ一日花。酒を飲んで顔が赤らむ様になぞらえて、命名された。

 寺の住職夫妻が25年前から挿し木で増やし、境内で千本近くを栽培してきた。住職は昨年に他界、妻で副住職だった岡澤妙宣さん(89)が住職を継承し、地域のボランティアに支えられながら花を守っている。

 今年は9月中旬から咲き始め、10月下旬まで鑑賞できる見通し。岡澤さんは「コロナ禍で大変な中、少しでも心の癒やしになれば」と願っている。拝観無料。