滋賀県庁(大津市)

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 滋賀県は11日、絶滅の恐れがある動植物の調査などのため県に提出された申請を、担当職員が放置していた、と発表した。2年間で計13件の申請の処理が行われず、一部では許可証が発行されないまま動植物の捕獲が行われた。

 13件のうち8件は、2017、18年度に個人や保護団体から条例に基づき提出された捕獲許可申請。テングコウモリやイチモンジタナゴ、ハリヨの調査などを目的とする申請で、県が決裁や許可証の発行をしていなかった。捕獲許可の代わりに協議が必要となる国や県機関からの申請4件も回答せず、指定外来種の飼育届1件も未処理だった。

 県自然環境保全課によると、いずれも30代男性職員が担当し、申請者からの問い合わせに「捕獲に問題はない」と答え、4件では捕獲が行われたという。

 県は「職員は業務が多忙で事務処理が滞ったと説明している。保護には影響がないことを確認した」としている。