運転手がハンドルから両手を離した状態で、自動運転技術により駐車スペースに入っていく車(久御山町林・日産京都自動車大学校)

運転手がハンドルから両手を離した状態で、自動運転技術により駐車スペースに入っていく車(久御山町林・日産京都自動車大学校)

 車の自動運転技術を学ぶ勉強会を、京都府久御山町地域公共交通協議会が同町林の日産京都自動車大学校で開いた。人間がハンドルやブレーキを操作しなくてもスムーズに行われる駐車を体験するなど、最新の技術に触れた。

 バスやタクシーの乗務員不足が問題となる中、自動運転技術を活用した公共交通の可能性を検討するため、有識者や京都京阪バス、近畿運輸局などでつくる同協議会が初めて主催した。

 同校の教員は講義の中で、人が全く操作せずに走る自動車は事故の責任所在など法的な課題があるが、技術的には可能だと説明。今後実用化されれば、「交通の不便な地域に暮らす高齢者の買い物支援などに役立つ」と語った。

 講義後、参加者は教員が運転する車に同乗して車庫入れを体験。車体の周囲に付いた計16個のカメラとセンサーで駐車スペースの白線や障害物を検知し、ボタン一つの操作で駐車する技術に触れた。

 試乗した信貴康孝町長は「非常に期待できる技術だ。町内の公共交通事業者にも将来導入してもらえれば」と述べた。