滋賀県庁

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滋賀県近江八幡市

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 滋賀県は6日、近江八幡市の養豚場で豚熱(CSF)に感染した子豚が見つかったと発表した。県はこの養豚場に出荷停止を要請し、場内の全約1400頭の殺処分を始めた。県は、県内の養豚場の豚は大半がワクチンを接種済みであることから、「感染拡大の可能性は極めて低い」としている。

 県内の養豚場で豚熱の感染が確認されたのは2019年2月以来、2例目。豚熱は豚やイノシシの伝染病で人には感染しない。

 県によると、5日午前11時過ぎに養豚場から県家畜保健衛生所に、子豚2頭が死に、他にも子豚がやせ細っているなどと通報があった。県は現地を調査し、同日午後に出荷停止や豚舎間の移動をやめるよう要請。死んだ子豚を含む12頭の遺伝子検査をしたところ11頭が陽性となり、6日夜に国の精密検査で感染が確定した。

 県の説明では、豚熱のワクチンは生後40~60日を目安に接種するが、陽性となった子豚はいずれも生後60日未満で未接種だった。この養豚場では、子豚を他の養豚場と取引することはなく、野生のイノシシからネズミなどを介して感染した可能性があるとみている。

 県内の他の養豚場では異常は確認されておらず、子豚を除いてワクチンを接種することになっているため、県はこれらの豚の出荷や移動の制限は行わない。

 感染確定を受け、県は6日午後7時半から家畜伝染病予防法に基づき、当該の養豚場の全頭殺処分を始めた。県職員が交代で作業し、10日までに養豚場の隣地で埋却を終える予定。

 農林水産省は7日、疫学調査チームを現場へ派遣し、県と協力して感染経路について調べる。