華道発祥の地とされる京都市中京区の六角堂で11日夜、大作いけばなのライトアップが行われた。約150基の灯籠がいけばなを幻想的に照らした。
隣接する池坊会館などで12日から開催する「春のいけばな展」に合わせて同日夜から特別拝観が始まるのを前に、報道陣に公開された。
今年の大作いけばなのテーマは「ことほぐ」で、改元や来年に迫った東京五輪などを祝おうと、池坊中央研修学院の教員が五輪や新元号「令和」などをイメージした7点を出展した。
4メートル超のヤシの枝や松、竹などを用いた作品「そこに限界はない」では、躍動するアスリートのようなのびやかさや鋭さを、野外のスペースを存分に生かして表現した。
夜の特別拝観とライトアップは14日までの午後6時~同9時で無料。春のいけばな展は15日までの午前10時~午後6時(13日は午後5時、15日は午後4時まで)。有料。