高くつるされた桶(おけ)を狙って、練習用のボールを蹴り上げる「桶まり」の挑戦する子どもたち(大阪府島本町・水無瀬神宮)

高くつるされた桶(おけ)を狙って、練習用のボールを蹴り上げる「桶まり」の挑戦する子どもたち(大阪府島本町・水無瀬神宮)

 蹴鞠(けまり)の名手だった後鳥羽上皇(1180~1239年)が、約2030回の記録を樹立したという大阪府島本町の水無瀬神宮でこのほど、初の「蹴鞠体験会」が開かれた。参加者は秋空に向かって、思いきり練習用のボールを蹴り上げ、高く上がると歓声が広がった。


 今年設立した「みなせ野KEMARIクラブ」が主催し、京都府京丹波町を拠点に生涯スポーツとして蹴鞠の普及などに取り組む「けまり鞠遊会(きくゆうかい)」が協力。「蹴鞠の里として親しまれた島本の文化をつなげていきたい」と企画。同会は定期的に体験会を開き、普及活動をしたいと意気込み、年内に2回目の体験会を予定している。

 境内には鎌倉時代に貴族たちが練習した方法を再現したコーナー4カ所が設けられた。家の軒に投げ、落ちてきた鞠を蹴る練習をする「軒のまり」や上につるされた桶(おけ)を狙って蹴り上げる「桶まり」などを体験できるよう、同町商工会青年部が手作りした。

 友人と訪れた京都市伏見区の女性は「神社での体験は貴重。子どもたちにもいい経験になった」と話した。