【資料写真】滋賀県庁

【資料写真】滋賀県庁

 滋賀県内に宿泊した外国人観光客が、観光シーズンの7、8月にそれぞれ前年同月比で1割以上減っていたことが観光庁の調べで明らかになった。関係悪化が続く韓国からの旅行者は全国で減少しており、県は「外交上の問題が県内宿泊者数にも影響していると考えざるを得ない。現状では改善の光は見えない」としている。


 10月末に公表された宿泊旅行統計調査で、日本人を含む8月の県内宿泊者数は約59万1千人で、前年同月比で11・1%減少した。7月も同1・1%減の約41万6千人で、2カ月連続で前年を下回った。
 このうち外国人は、7月が約2万9千人で同15・5%減、8月は約2万4千人で同13・6%減と低迷し、いずれも全国平均を大きく下回った。
 国籍別では、今年6月まで11%を占め、中国、台湾に次いで3番目に多かった韓国が、今年7月に6%に減少し4位に後退。8月には5%にまで減った。国内全体では前年同月比5割減と大きく落ち込んでおり、日韓関係悪化の影響が湖国にも広がりつつある。
 びわこビジターズビューロー(大津市)によると、韓国語観光情報サイトへのアクセス数は、前年同月比で7月は3割減、8月は4割減、9月は5割減と低下が続いている。
 県観光政策室は「宿泊客に占める外国人の割合は小さいが、夏場に減るのは残念だ」としており、力を入れている中国、台湾からの誘客で巻き返しを図る方針。