今回は身近な自然を丁寧に撮影した素晴らしい作品が集まりました。

 最優秀賞は、柔らかな色合いが素敵な田中さんの「水辺の詩」を選びました。彩り豊かな前ボケを意図的に取り込み、パステル調の色彩を重ね合わせています。中央に置いた鳥の存在感もうまく引き立てています。

 優秀賞は、松村さんの「宙返り」です。絶妙のシャッタータイミング。逆光に浮かび上がった水しぶきがとても印象的な1枚です。清涼感あふれる「滝彩」は、宮川さんの作品。スローシャッターで滝の動感を表現し、虹の色もしっかりと写し込むことに成功しています。

 佳作では、夏の渓流に映り込んだ緑が目にしみる早崎さんの「真夏の渓」やセミの飛翔を間近で捉えた小田さんの「夏休み」が心に残りました。(写真部長 奥村清人)

最優秀賞 「水辺の詩」(京都市右京区・広沢池) 田中 はるお

デジカメ、120~400ミリ、F8、2000分の1秒、ISO1000

【評】魚をついばむ鳥を柔らかな色調で包み込みました。前景としてアウトフォーカスで取り込んだ草花の緑とオレンジ、水面の青が交差する色彩のハーモニーが素晴らしい作品です。

優秀賞 「宙返り」(東近江市の琵琶湖) 松村 いよ子

コンパクトデジカメ、F7・1、1250分の1秒、ISO125

【評】夕日にきらめく波しぶきが印象的な写真です。暗いトーンの背景が逆光の効果をより高めています。ボードが高く舞い上がった瞬間のシャッターチャンスを逃しませんでした。

優秀賞 「滝彩」(京都府和束町・木屋不動滝) 宮川 和弘

デジカメ、36ミリ、F22、6分の1秒、ISO800

【評】滝と虹のコラボレーションで清涼感あふれる写真に仕上がりました。F値を絞り込み、スローシャッターで滝の動感を演出した工夫が光ります。

以下佳作

「夏休み」(宇治市・市植物公園) 小田 幸司

 

「真夏の渓」(左京区) 早崎 叔子

 

「静寂」(大津市) 西浦 総夫

 

「ザ・夏」(守山市・第1なぎさ公園) 西 正幸

 

「昇陽」(城陽市) 松村 勝弘

 

「デビュー」(上京区・京都御苑) 山田 甯生

 

「アートな蓮」(右京区・天龍寺) 藤 由紀夫

 

「台風の前の夕空」(東山区・清水寺) 舟山 周

 

「共演」(草津市立・市水生植物公園 みずの森) 山田 雅己

 

「大きなエイだ!」(下京区・京都水族館) 深井 深井