観光特急「あをによし」の外観イメージ

観光特急「あをによし」の外観イメージ

 近畿日本鉄道は8日、京都と大阪、奈良を結ぶ新たな観光特急「あをによし」を、来年4月29日から運行すると発表した。観光特急の導入は5年ぶりで、3都市を結ぶ利便性をアピールし、新型コロナウイルス感染収束後の観光需要の取り込みを図る。

 車名は奈良の枕ことばにちなむ。4両編成で、1席当たりのスペースを広く取り、定員は84人に抑えた。座席や床には、正倉院の宝物に描かれた花や草の模様をあしらい、先頭車両のエンブレムは奈良時代の吉祥文様「花喰鳥(はなくいどり)」をモチーフにした。車体は当時高貴な色とされていた紫で彩る。

 週6日運行。近鉄奈良経由で大阪難波-京都間を朝夕に1往復するほか、日中に京都-近鉄奈良間を2往復する。

 運賃と特急料金などの合計は京都-近鉄奈良で1400円程度、大阪難波-京都(奈良経由)で2千円程度を想定。近鉄は「京都や大阪を訪れた観光客が奈良を訪れるきっかけにしたい」とする。