京阪電鉄が1925年に開業した「浜大津―札の辻間路線」の実測平面図(写し)=大津市京町4丁目・滋賀県庁

京阪電鉄が1925年に開業した「浜大津―札の辻間路線」の実測平面図(写し)=大津市京町4丁目・滋賀県庁

 京阪電気鉄道が路線を延伸し、大阪、京都、大津をつなぎ、琵琶湖への誘客を図った経緯を県の公文書からたどる企画展「湖都に伸びる軌道~京阪電鉄」が、大津市の県庁県政史料室で開かれている。

 京阪電鉄は90年前の1929(昭和4)年、大津の琵琶湖鉄道汽船と合併することで念願だった琵琶湖遊覧客の取り込みを果たした。

 明治末期から大正初期にかけ私鉄や汽船会社の設立が続いた黎明(れいめい)期を経て、京阪電鉄が合併を繰り返すことで路線を獲得してきた歴史を紹介している。

 12(大正元)年、私鉄の京津電気軌道が京都・三条―大津・札の辻間に初めて電車を走らせた。その開設準備のため06(明治39)年に県に出願した敷設特許願書も展示されている。

 京阪電鉄が34(昭和9)年に県に提出した浜大津駅付近実測平面図からは、工事によって京都―石山間、京都―坂本間に直通電車を走らせたことが分かる。

 展示資料は20点。簡単な解説が付いている。無料。展示は平日のみ。4月25日まで。