住宅案内板のイメージ

住宅案内板のイメージ

 住宅地の居住世帯を表示する住宅案内板に名前を載せることについて、皆さんの意見を知りたい―。京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」に、京都市在住の男性からLINEを通じて要望が寄せられた。個人情報の取り扱いがデリケートになった今、住宅案内板に市民はどのような考えを持っているのだろうか。

 投稿した30代公務員男性が住む右京区の地域は、近年、新興住宅地ができるなどして新住民が増えていることから、住宅案内板を作り直すことになった。町内会は5月ごろ、戸建て世帯の姓を新しい住宅案内板に掲載することへの賛否について、アンケート調査を行ったという。

 男性は「町内会として全ての名字を載せる必要はないと思うが、自分の家庭は載せてもらって構わない」と回答した。町内会活動で地域の範囲が分かりやすいなど、利便性を感じたことがある一方、個人の特定を不安に思う人もいるのではないかと考えたからだ。

 「時代が変わり、表札を出さない家もあると聞く。住宅案内板に名字を載せている地域が多いかもしれないが、皆さんが実際のところ、どう思っているか知りたい」。男性はそう考え、京都新聞社のLINEに投稿したという。

 個人情報の取り扱いに対する市民意識を探るきっかけになることから、京都新聞社は8月21~23日、「読者に応える」のLINEに友だち登録している人たちにアンケートを行い、2237人から回答を得た。

 「住宅案内板に世帯の姓を掲載すべきだと思うか」という質問には「そう思わない」が1110人、「そう思う」が766人、「住宅案内板の名前の掲載を選択できる場合、自分の家庭について掲載してもらうか」という問いには「掲載してもらわない」が1117人、「掲載してもらう」が814人となった。姓の掲載に否定的な回答が半数近かったものの、白黒はっきりつく結果とはならなかった。

 世代別にみると、姓の掲載に肯定的な意見が半数以上となったのは10代と70代以上で、20~60代は否定的な見解が大半だった。