滋賀県議会で新会派「さざなみ倶楽部」を結成した無所属県議ら(滋賀県庁)

滋賀県議会で新会派「さざなみ倶楽部」を結成した無所属県議ら(滋賀県庁)

 滋賀県議会(定数44)の改選後の会派構成が12日、決まった。最大会派の自民党県議団は20人で、協力関係にある公明党県議団と合わせても22人にとどまり、主導権を握れる過半数を確保できなかった。国が建設を凍結する大戸川ダム(大津市)など主要な県政課題や議会人事などを巡り、自民と第2勢力のチームしが県議団を中心とする会派間の綱引きが予想される。

 新議員の任期が30日から始まるのを前に、5会派から会派届が提出された。

 自民党(公認・推薦)の議席は19で、改選前に比べ3減。選挙後に複数の無所属当選者に会派入りを働き掛けたものの、党県連が9日に追加公認した海東英和氏(高島市選挙区)以外に確保できず、会派は計20人となった。

 チームしが県議団は、立憲民主党公認3人と地域政党チームしが公認9人、国民民主党などの推薦を受けた無所属2人で構成し、改選前と同じ14人となった。

 1議席上積みした共産党県議団は4人。公明は改選前と同じ2人。

 政党推薦を受けなかった無所属の現職3人は、新会派「さざなみ倶楽部」(略称・さざなみ)を結成した。代表に就いた清水鉄次氏(高島市選挙区)らは大津市の県庁で記者会見し、「民主主義の原点に立ち返り、これまで以上に地域に根ざした『草の根』の活動を推進していく」と述べた。改選前に無所属2人で構成していた良知会は解散する。

 無所属新人の村上元庸氏(甲賀市選挙区)は「無所属で幅広い支持を得たので、これを貫く」として唯一、会派に属さなかった。