機能美を追求したさまざまなつえが並ぶ「素敵なステッキ展」(京都市東山区大和大路通四条上ル・祇園抹茶カフェ)

機能美を追求したさまざまなつえが並ぶ「素敵なステッキ展」(京都市東山区大和大路通四条上ル・祇園抹茶カフェ)

 けがで一時歩行困難になったことがきっかけで、自らつえを作るようになった1級建築士熊谷勝さん(74)=京都市左京区=らの作品を展示する「素敵(すてき)なステッキ展」が、東山区大和大路通四条上ルの飲食店「祇園抹茶カフェ」で開かれている。14日まで。

 熊谷さんは渓流釣りの最中に滑って右膝を痛め、その後頸椎(けいつい)ヘルニアも患って2004年からつえを使って生活している。ただ、最初に使った市販のつえは、座った状態から力を入れて立ちにくく、使いづらいと感じた。

 そこで、建築設計の仕事を生かして自分に合ったものを作ろうと、バランスが取りやすいよう取っ手を2カ所に付けたつえを創作。ユニバーサルデザインが評価され、「グッドデザイン賞」に選ばれたことをきっかけに商品化し、障害の個人差に対応できるさまざまな種類のつえを作ってきた。

 会場には手首を固定して持てるものや、取っ手の形がピストルのグリップやハートの形になったようなものなど、機能性とデザイン性を追求した12種類26本が並ぶ。

 このほか、仙人づえの作家大峰秀夫さん=広島市=の作品や熊谷さんがデザインし、京都造形芸術大の学生2人が塗装して完成させた作品もある。

 熊谷さんは「実際に握って機能を確かめてほしい。すてきなステッキに出合って町を悠々と闊歩(かっぽ)してもらえれば」と話している。

 無料。午後2時から7時。熊谷さん090(7751)8396。