エンジニアなどの専門職として働く名目で在留資格を取得して入国したベトナム人を単純労働の現場に派遣したとして、京都府警組対1課と南署などは13日、入管難民法違反(不法就労あっせん)容疑で、ともに職業紹介会社役員の50代と40代の男ら3人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。府警は役員の男2人が外国人労働者を違法に派遣するブローカーとみている。

 ■「技人国はグレーだが他社は使っていますよ」

 高度な専門人材のための在留資格「技術・人文知識・国際業務(技人国)」で来日した外国人に、違法な単純労働をさせるケースが横行している。人手不足に悩む会社とブローカーが手を組み、取得の手続きが比較的簡素な技人国を悪用しているとされる。

 「『技人国はグレーだが他社は使っていますよ』とブローカーから言われ、信用してしまった」

 今回、京都府警に逮捕されたブローカーからベトナム人労働者の紹介を受けた建設会社の元社長(51)は8月下旬、京都地裁の法廷で証言した。自身も入管難民法違反(不法就労助長)罪に問われ…