乗り降り自由な周遊型の路線バス「スカイホップバス京都」が13日、京都市内で運行をスタートした。訪日観光客らが早速、2階建てのオープンバスに乗り、散り始めた桜の花や名所巡りを楽しんだ。
バス大手の日の丸自動車興業(東京)、JTB(同)、京阪バス(京都市南区)が設立した新会社スカイホップバスマーケティング(東京)の運営。明星観光バス(山科区)が運行する。
路線はJR京都駅(下京区)を起点に、二条城、金閣寺、平安神宮などを循環する23・7キロメートル。午前9時~午後5時を30分間隔で運行し、11の停留所で自由に乗り降りできる。1日(24時間)券は3500円。初年度5万人の利用を見込み、地元住民が利用する路線バスの混雑緩和にもつなげる。
この日、新会社の富田浩安社長(日の丸自動車興業社長)は「楽しくすぐに観光スポットに行ける」とPR。運行前に関係者が、平安神宮の大鳥居をくぐったり、桜並木を間近に眺めたりする試乗を体験した。今後、府内の観光地を周遊する割引チケットの発行や停留所の追加、増便も検討する。