盲導犬になるため訓練に励む訓練犬(京都府亀岡市曽我部町・関西盲導犬協会)

盲導犬になるため訓練に励む訓練犬(京都府亀岡市曽我部町・関西盲導犬協会)

 盲導犬や引退犬の健康を守るため、京都府亀岡市曽我部町にある関西盲導犬協会がクラウドファンディング(CF)で医療費の支援を募っている。同協会では運営費の9割を寄付で賄うが、昨年に引き続き新型コロナウイルスの影響で街頭募金やイベントが実施できていないからだ。500万円を目標に29日まで専用サイトで行う。

 同協会では、視覚障害者に貸与している盲導犬のほか、繁殖犬や訓練犬、引退犬など常時200匹を所有している。ワクチン接種や定期健診、老齢化した引退犬を手厚くケアするための治療費など、犬たちの健康維持にかかる費用は年間1千万円に上る。

 だが、コロナが流行して街頭活動の自粛を余儀なくされたほか、飲食店などに設置している募金箱の収入も大幅に減少。運営費が逼迫(ひっぱく)して昨年初めてCFに挑戦したところ、2カ月で目標を超える1500万円の寄付が集まった。

 昨年からの繰り越しがあり、今年の目標は1カ月で500万円。CFサイト「READYFOR」で、1口5千円から100万円で受け付ける。金額に応じて返礼を用意し、映画にもなった盲導犬「クイール」のポストカードや協会で過ごす犬たちの写真集などがある。

 同協会によると、今年は緊急事態宣言の期間が長く、募金箱の設置店自体がコロナで閉店してしまうなど、収入は昨年以上に厳しい状況だという。「犬の一生に責任を持つという理念があり、医療費を何とか確保したい」と支援を呼び掛けている。

 CFを通じた寄付が難しい場合、同協会が代理で申し込みする。問い合わせは同協会0771(24)0323へ。