曳山の舞台で熱演する子ども役者(長浜市元浜町)

曳山の舞台で熱演する子ども役者(長浜市元浜町)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている長浜曳山(ひきやま)まつりの呼び物、子ども歌舞伎が13日夕、長浜市中心部で始まった。

 出番山4基の子ども役者が春休みに稽古を重ねた歌舞伎を初披露する日で「十三日番」と呼ばれる。まつりのハイライトとなる長浜八幡宮(同市宮前町)での本日(ほんび)(15日)の奉納に向け、役者たちが路上に引き出された曳山の舞台で初々しさを見せつつ演じた。

 同市元浜町では翁山(伊部町組)が「碁太平記白石噺(ごたいへいきしろいしばなし) 新吉原揚屋(しんよしわらあげや)の場(ば)」を上演。江戸の遊郭で再会した姉妹が父のあだ討ちを誓う筋書きで、女形が艶っぽいしぐさを決めると、観客から掛け声や拍手が盛んに送られた。

 14日は上演のほか、出番山4基が同宮に集まる「登り山」や役者らが街中を練り歩く「夕渡り」がある。15日の歌舞伎奉納は午前9時45分ごろから始まり、翁山、常磐山(ときわざん)(呉服町組)、萬歳樓(ばんざいろう)(瀬田町組)、孔雀山(くじゃくざん)(神戸町組)の順で行われる。