コロナや紛争など社会問題の現場を切り取った作品が並ぶ世界報道写真展(京都市北区・立命館大西園寺記念館)

コロナや紛争など社会問題の現場を切り取った作品が並ぶ世界報道写真展(京都市北区・立命館大西園寺記念館)

 世界各地のフォトジャーナリストの作品を集めた「世界報道写真展」が18日、京都市北区の立命館大西園寺記念館で始まった。人々を翻弄(ほんろう)する新型コロナウイルス禍や各地で続く紛争、止まらない環境破壊などをテーマにした作品が並んだ。


 オランダで毎年開かれる「世界報道写真コンテスト」の入賞作品を紹介する巡回展。会場には7万点以上の応募作品から選ばれた160点を展示した。


 新型コロナ関連では、感染が急拡大したブラジルの介護施設で高齢者と看護師が透明なカーテン越しに抱き合う光景や、感染防止のため寄り添う人もなくシートで密封された遺体の様子を紹介。イラクでイスラム国の奴隷にされて家族と離れ離れになった女性や、ヒスイ採掘に伴い伐採されたミャンマーの森林など、各地で起きている社会問題を伝えている。


 友人と訪れた韓国人留学生(23)=上京区=は「コロナ以外にもさまざまな問題の深刻さが分かり、考えさせられた」と話していた。31日まで。大人500円。