衆院が解散され、万歳をする議員ら(14日午後、国会)

衆院が解散され、万歳をする議員ら(14日午後、国会)

衆院議員に求められる資質について聞いたアンケート結果

衆院議員に求められる資質について聞いたアンケート結果

 4年ぶりの衆院選が10月31日、投開票される。京都新聞社が「衆院議員として重要な資質」について、双方向型報道「読者に応える」のLINE(ライン)に友だち登録している人にアンケートしたところ、「潔白さ・誠実さ」との回答が最多だった。森友学園や桜を見る会など「政治とカネ」を巡る問題で高まった政治不信を候補者はどう払拭(ふっしょく)するのか。有権者は冷静に見つめている。

 アンケートは10月8~10日に実施した。10個の選択肢から複数選べる形にし、京都府、滋賀県在住の計2182人から回答を得た。

 議員に求める資質は「潔白さ・誠実さ」がトップとなり、全回答者の6割強にあたる1425人が選んだ。関連する質問の自由記述では、「お金の問題や不祥事があるにもかかわらず、立候補するのはおかしい」(京都市下京区、60代女性)、「説明責任を果たさずとものらりくらりと逃げる」(京都府京丹波町、70代女性)、「選挙違反や汚職の疑いがある人の立候補(に疑問)」(左京区、60代男性)など、政治家の不祥事や、説明責任の在り方に不満を抱く有権者の意見が並んだ。

 2番目に多かったのは「政策立案能力」。選択した1310人の中には、「有権者に耳触りの良い『充実する』『手厚くする』の連呼ばかり」(伏見区、40代男性)、「税金のばら撒き政策や、当選する為になりふり構わない人気取りの政策しか能のない人ばかり」(西京区、70代男性)など具体的な対策や考え方を求める声があった。

 続いて関心が高かったのは「リーダーシップ」で、「人権感覚」や「コミュニケーション能力」も一定、重視された。一方、「地縁」を選んだ人は41人で、わずか1・9%しかおらず、しがらみや利益誘導型の政治姿勢を敬遠する傾向がうかがえる。議員を選ぶ際に「学歴・実社会での実績」「年代」を重視する人は全体の1割未満だった。

 アンケートは他にも「コロナ困窮対策として挙げられる現金給付のあり方」や「選挙の疑問点や納得いかない点」について質問しており、結果は31日の投開票日までの紙面で詳報する。