衆院解散の日のポスター掲示板(14日午後1時34分、京都市中京区)

衆院解散の日のポスター掲示板(14日午後1時34分、京都市中京区)

 衆院選は31日投開票日を迎えた。一方、有権者の投票行動も気になるところ。「選挙のたびに思う疑問、納得いかないことは何ですか?」。京都新聞社が双方向型報道「読者に応える」のLINE(ライン)に友だち登録している人にアンケートしたところ、投票率の低さや、現行の小選挙区比例代表並立制に対し、わだかまりを抱えている現状が浮かんだ。

■1位は「投票率が低すぎる」

 最も多かった回答は「投票率が低すぎる」(1301人)だった。「投票機会をもっと増やすべき。期日前以外に郵便やインターネット、SNSなど」と伏見区の50代男性。「投票できる場所や投票のやり方が不満。身体的理由や介護が必要な高齢者は行きたくても行けない」(北区、60代女性)などの声が上がった。

 小選挙区比例代表並立制への不満も垣間見えた。回答で2番目に多かったのは「選挙区で落選した候補者が、比例代表で復活当選する」(1243人)で、「小選挙区制のため、次点以下の候補者が獲得した票が『死票』になる」(706人)が続いた。

■「選挙制度の改革を」目立つ意見

 自由記述では、長岡京市の40代男性が「獲得票数と獲得議席数の差が大きく、民意を正確に反映する制度になっていない。再度、選挙制度改革に取り組む必要がある」と指摘。「比例代表は不要。名簿上位であれば、記載された時点で当選が確定してしまう」(中京区、50代男性)などの理由が並んだ。

 また、「わざわざ時間を使って足を運んで、あえて『白紙投票』している意味を考えてほしい」(南区、40代女性)、「投票したい人がいないという意志の表れ。無効票とは別に集計すべき」(右京区、40代女性)など白票の扱いを巡る意見が散見された。

■メディアの報じ方にも疑問が

 選挙報道への批判も。「政党の公認や支援を受けない無名の候補者のことをメディアがあまり取り上げない」「投票締め切りと同時に各メディアが『当選確実』を速報する」の選挙報道に関する項目を選んだ人が約半数。右京区の40代女性は「総裁選挙の報道は自民党を応援しているようにしか見えなかった」と注文を付けた。

 「オンライン投票が実現しない」「女性候補者が少ない」も一定数の回答があった。アンケートは10月8~10日に実施し、10項目からの複数選択式とした。京都府と滋賀県在住の計2182人から回答を得た。