ネギ、トウモロコシとの三毛作などの工夫で大粒に育った黒枝豆(京都府久御山町森)

ネギ、トウモロコシとの三毛作などの工夫で大粒に育った黒枝豆(京都府久御山町森)

 九条ねぎ、トウモロコシとの三毛作によって大粒に育てた黒枝豆を、京都府久御山町中島の農業生産法人「ロックファーム京都」が今年から本格的に栽培している。10月上旬に収穫を始め、「実のボリュームと甘さが従来と全く違う」と語る。

 九条ねぎや白いトウモロコシを手掛けてきた同法人社長の村田翔一さん(35)は、丹波地域名産の黒豆「新丹波黒」に引かれ、3年前から試験的に作っていた。村田さんによると、土壌に栄養がない方が良く育つ黒枝豆は、トウモロコシが養分を吸い上げ切った畑で育てると大粒が実りやすく、ネギに適した土壌を作ることも分かったという。

 同町森などの約8千平方メートルの畑での三毛作を今年始めた。6月下旬~7月上旬に種をまき、面積当たりの株数を抑えることで栄養を集中させた。太く育った茎を切るのに苦労したというが、9センチほどに育つさやもあり、通常より1・5倍ほど大きな実が付いた。

 平安貴族の眉毛に見立て、「麻(ま)ろ美(み)」と銘打って売り出した。村田社長は「塩ゆでにして、ほくほくとした食感や濃厚な味わいを楽しんでほしい」と勧めている。収穫は11月上旬まで続き、同法人ホームページと直売所(午前10時~午後3時、火曜定休)で販売。枝付きは1束1200円、箱入りは要予約で1キロ3千円(ともに税込み)。