時短営業の要請が解除され、バーで談笑を楽しむ人たち(10月22日午後9時4分、京都市東山区)

時短営業の要請が解除され、バーで談笑を楽しむ人たち(10月22日午後9時4分、京都市東山区)

時短営業要請の解除を受け、飲み屋を探しながら木屋町通を歩く人たち(10月22日午後8時12分、京都市中京区)

時短営業要請の解除を受け、飲み屋を探しながら木屋町通を歩く人たち(10月22日午後8時12分、京都市中京区)

 新型コロナウイルス対策で京都府が京都市など府南部16市町村の飲食店に出していた営業時間の短縮と酒類提供制限の要請が22日、約半年ぶりに解除された。京都市内では多くの店が午後9時以降の営業を再開し、繁華街は夜遅くまで会食を楽しむ人たちでにぎわった。一方で感染の再拡大や客足を心配する経営者も多く、夜の街は期待と不安が広がる中で、新たな「日常」へと動きだした。

 飲食店が集まる京都市中京区の木屋町通周辺では、若者の姿が目立った。右京区の会社員男性(44)は「時短営業がなくなったので、週末にこのまま帰宅するのはもったいない」と、2軒目に繰り出した。

 「久しぶり!」「元気にしてた?」

 この日から平日の通常営業を始めた東山区・祇園のバー「バーエニアック」では、経営する岡田圭子さん(57)と常連客が再会を喜び合った。店内は消毒や換気を徹底し、府の感染対策認証を取得した。「初日は思った以上に多くのお客さんが来てくれたが、この先も続くかどうか…」。岡田さんは長期に及んだ時短営業の影響を不安視した。

 飲食団体でつくる府料理飲食業組合連合会の安念弘和会長(77)は、時短要請の解除を歓迎しつつ、コロナ禍がもたらした生活スタイルの変化を踏まえ、「外食需要の回復に期待しているが、決して楽観できない」と気を引き締めた。

 府は感染リスクを減らすため、府民に引き続き飲食店での会食は2時間以内に終え、同席を4人までに抑えるよう呼び掛けている。