街頭で有権者に支持を呼びかける候補者(23日、宇治市内)=画像の一部を加工しています

街頭で有権者に支持を呼びかける候補者(23日、宇治市内)=画像の一部を加工しています

 衆院選(31日投開票)は23日、公示後初の週末を迎えた。新型コロナウイルスの感染者減少に伴い、街中はにぎわいを取り戻しつつある。そんな中、京都、滋賀の候補者たちは人出を求めて駅や商業施設の周辺を駆け巡ったり、個人演説会に大物弁士を迎えて支持拡大を訴えたりして、有権者の心をつかもうと懸命のアピールを繰り返した。

 京都府南部をエリアとする京都6区には3人が立候補している。

 日本維新の会新人の中嶋秀樹候補(50)は、宇治市や城陽市をスタッフと2人で自転車で走り、顔を売り込んだ。6区では2012年以来の維新候補。住宅街では何度も立ち止まり、大学までの教育費無償化など党の政策を訴えた。午後3時ごろには城陽市の大型商業施設前に立ち、信号待ちのドライバーに手を振ったり、買い物客らに近寄ったりして「維新です。中嶋です」とPRしていた。

 立憲民主党前職の山井和則候補(59)は大票田の宇治市で選挙カーを走らせ、30分ごとに降りてスポット演説を重ねた。午前11時半ごろ、乗降客が行き交う宇治市のJR宇治駅前では「自民党が独り勝ちでは駄目。与野党が伯仲しないといけない」と声をからして野党躍進の必要性を訴えた。演説後は集まった有権者に駆け寄り、握手の代わりにグータッチを何度も繰り返した。

 自民党元職の清水鴻一郎候補(75)は午後1時、宇治市の個人演説会に引退した伊吹文明元衆院議長らを迎えた。弁士らは集まった約150人に対し、清水候補が党年齢規定で比例に重複立候補できていないことから「選挙区で勝利するしかない」と強調。清水候補は、自身が医師であることから聴診器を手に掲げて「皆さんの意見を聞き、国会に届ける」と気勢を上げた。

 前職と元職が与野党一騎打ちの戦いを繰り広げる滋賀2区では、両候補が大票田の彦根市を中心に支持を訴えた。

 自民前職の上野賢一郎候補(56)は午前、河野太郎党広報本部長の来援を得て商業施設前2カ所で演説した。彦根の会場では「かつてない厳しい選挙戦だ。コロナに打ち勝つ新しい社会づくりへ力を貸してほしい」と訴えた。午後は街宣車のコースをほぼ彦根市内に絞り、買い物客らでにぎわうスーパー前などでスポット演説を重ねた。

 立民元職の田島一成候補(59)も人出が増える午後からは彦根市を巡り、住宅団地やスーパー前などで訴えを響かせた。午後1時には野党共闘を主導した地元市民グループの街頭演説に参加。同5時すぎには蓮舫党代表代行とともに商業施設前に立ち、「うそ、ごまかしが横行する自公政治を終わらせる」と声を張り上げた。