色鮮やかな酒器が並ぶ「北近江サケグラス公募展」の会場(滋賀県長浜市港町・慶雲館)

色鮮やかな酒器が並ぶ「北近江サケグラス公募展」の会場(滋賀県長浜市港町・慶雲館)

 滋賀県長浜市の市街地に点在する歴史的建造物や古民家などで全国の多彩なガラス文化を発信する「ナガハマグラスフェス」が開かれている。黒壁スクエア(元浜町)や北国街道一帯の11会場に切り子や吹きガラスなど多様な技法の作品が並び、来場者の目を引いている。

 慶雲館本館(港町)での「第4回北近江サケグラス公募展」には全国各地で創作活動に励む作家が手掛けた97組の酒器がそろった。切り子やサンドブラストなどさまざまな技法と独特の感性で作られた鮮やかな作品が目立つ。来館者とインターネットによる人気投票も行っている。

 同館の新館では、日本の現代ガラス工芸を代表する伊藤けんじさんの作品16点が並ぶ。吹きガラスの技術を駆使したカバやウサギなど動物は、生きているかのような表情と躍動感を見せる。伊藤さんに師事する作家10人の作品も紹介している。

 旧長浜アートセンターでは、子どもたちから集まった693点のデザイン画と入賞作12点を、黒壁ガラススタジオの職人が作品化して展示している。グラスのサンドブラスト体験なども楽しめる。

 同フェスは、市の第三セクター「黒壁」などでつくる実行委員会の主催。ガラスのまちをPRするため2016年から始まった「グラスアート展」の名称を昨年から改めた。

 11月7日まで。一部施設は要入場料。