晴天の下、多くの観客でにぎわった子ども歌舞伎奉納(滋賀県長浜市・長浜八幡宮)

晴天の下、多くの観客でにぎわった子ども歌舞伎奉納(滋賀県長浜市・長浜八幡宮)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている滋賀県長浜市の長浜曳山(ひきやま)まつりは15日、クライマックスの本日(ほんび)を迎えた。晴天に恵まれた中、約3万人(主催者発表)が呼び物の子ども歌舞伎を楽しんだ。

 同市宮前町の長浜八幡宮では、出番山の翁山(おきなざん)(伊部町組)、常磐山(ときわざん)(呉服町組)、萬歳樓(ばんざいろう)(瀬田町組)、孔雀山(くじゃくざん)(神戸町組)の4基が勢ぞろいして子ども歌舞伎を奉納。これに先立ち一番山の「翁山」では、歌舞伎奉納を祝う「三番叟(さんばそう)」を神照小5年藤田凌大君(10)が演じた。

 昨年の公募で選に漏れ、剣舞を習って経験を積んだといい、本番では三味線の音に合わせてメリハリある動きを披露。「最高の演技ができた」と笑顔を見せた。

 奉納のうち常磐山は、平家全盛の世に「うつけ者」を装いながら源氏方に心を寄せる貴公子を描いた「一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)」を上演。子ども役者が登場すると観客らから「待ってました」などと掛け声が送られ、まつりの雰囲気を盛り上げた。

 16日は長浜文化芸術会館(長浜市大島町)で子ども歌舞伎の観劇会(有料)が行われるほか、各曳山(ひきやま)の地元で歌舞伎上演がある。