大津地裁

大津地裁

 生活保護費を着服したとして業務上横領の罪に問われた滋賀県近江八幡市、元彦根市副主査の男(45)=懲戒免職=の論告求刑公判が25日、大津地裁(大森直子裁判官)であった。検察側は懲役2年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は11月19日。

 検察側は論告で、「受給者に重大な被害を与え、悪質。現金欲しさという利欲目的が動機で、身勝手極まりない」と非難した。

 弁護側は「渡すべき金を渡せなかった失敗を隠すため金を持ち帰った」と主張。全額弁償済みなどとして情状酌量を求めた。

 起訴状によると、男は、市社会福祉課で生活保護費の支給を担当していた昨年9月、市民3人に支給するため保管中だった現金計約22万6千円を着服した、などとしている。