大宮交通公園の再整備イメージ(京都市提供)

大宮交通公園の再整備イメージ(京都市提供)

 京都市は16日、大宮交通公園(北区)の再整備事業で、設置運営事業予定者に大和リース(大阪市)を代表とする企業グループを選定したと発表した。自転車の正しい乗り方やマナーを伝える交通教育ゾーンのほか、広場や飲食店などを整備する。ゴーカートの在り方については引き続き検討するとしている。

 整備手法には、事業者が飲食店などで得た収益を公園の整備、改修費に充てる「Park―PFI」方式を府内で初めて導入する。2017年6月施行の改正都市公園法で創設された方式で、事業者に設置許可期間の延長や建ぺい率の緩和などの特例を与える代わりに、市の財政負担軽減につなげる。

 事業予定者が市に提案した計画によると、市唯一の交通公園としての位置付けを維持し、自転車広場を整備する。中央に飲食店や売店などの収益施設が入るセンターを開設するとともに、マルシェ(市場)などを開催できる広場や、園内にある「御土居」の歴史的価値を紹介するスペースを設ける。園内に回遊路を整備し、園全体をつなぐ。

 事業予定者は、市の指定管理者制度に基づき20年間公園を管理運営し、収益施設の設置・使用料として市に年間約160万円を支払う。

 協定の正式締結後、10月から休園し、20年度の再開園を目指す。計画は、ゴーカートについて触れておらず、市みどり政策推進室は「ガソリンエンジンを使用した現行のゴーカートに替わる別のアトラクションを検討しているが、まだ事業予定者から提案を受けている段階で、決定には至っていない」と話している。