「円山応挙から近代京都画壇へ」の報道向け説明会で企画の趣旨などを説明する担当者(東京都内)

「円山応挙から近代京都画壇へ」の報道向け説明会で企画の趣旨などを説明する担当者(東京都内)

 近世から近代にかけて京都で活躍した「円山・四条派」の作品が一堂に会する特別展「円山応挙から近代京都画壇へ」が今年、東京都内と京都市内の2会場で開かれる。京都展(京都新聞など主催)は11~12月に京都国立近代美術館(左京区)であり、応挙の最高傑作で重要文化財の大乗寺障壁画が京都で24年ぶりに展示される。

 円山派は18世紀に写生を重視した応挙が築き、四条派は応挙にも師事した呉春が写生画に瀟洒(しょうしゃ)な情趣を加味して確立した。両派は京都の主流となり、竹内栖鳳や上村松園らにも多大な影響を及ぼした。

 16日に都内で報道関係者向けの説明会があり、担当者が企画の趣旨などを説明した。両会場合わせて重文12件を含む約120件を紹介する予定で、京都展では応挙一門が制作した大乗寺障壁画のうち、応挙の「松に孔雀(くじゃく)図」や「山水図」などが立体的に展示される。いずれも犬を描いた応挙の「狗子(くし)図」、長沢芦雪の「薔薇蝶狗子(ばらちょうくし)図」、栖鳳の「春暖」も登場し、写実の違いを楽しめる。

 東京展は東京芸術大大学美術館(台東区)で8月3日~9月29日に開催。京都の会期は11月2日~12月15日。