会長の三日月大造知事らが出席して開かれた「いじめ問題対策連絡協議会」(大津市・県庁)

会長の三日月大造知事らが出席して開かれた「いじめ問題対策連絡協議会」(大津市・県庁)

 滋賀県は2日、「いじめ問題対策連絡協議会」を県庁(大津市)で開き、県内の小学校で急増している「ネットいじめ」についての対策を協議した。SNS(会員制交流サイト)やオンラインゲーム、動画を介したいじめなど4事例を県教育委員会が報告し、専門家や関係機関から意見を聞いた。

 対策協議会は、大津いじめ事件(2011年)を機に13年に成立したいじめ防止対策推進法に基づき県が毎年開催している。

 会合では、県教委がスマートフォンやパソコンを使ったネットいじめの認知件数が県内小学校で昨年度は150件に達し、前年度の104件から急増したと報告。SNSの友達グループで児童4人が「公園で遊ばないか」とやりとりする中で1人が「なんでくんの」と書き込まれて疎外感を感じたケースを紹介した。

 児童が投稿した本人動画を別の児童が無断加工してからかい、いじめにエスカレートした事例も報告された。新型コロナウイルス禍で利用が増えているオンラインゲームでは、児童たちが一緒にプレイした際にチャットでゲームの失敗を非難して相手を傷つけた事例もあった。

 対策として、書き込み削除を相談できる機関の周知や、いじめについて児童生徒が主体的に考える活動の推進を話し合った。