蓮如の御影を携え、福井県北部へ向けて出発する一行(17日午後1時47分、京都市下京区・東本願寺)

蓮如の御影を携え、福井県北部へ向けて出発する一行(17日午後1時47分、京都市下京区・東本願寺)

 本願寺中興の祖、蓮如(1415~99年)の肖像画「御影(ごえい)」を携え、京都から福井県北部まで歩く「蓮如上人御影道中」が17日始まり、僧侶と門徒が京都市下京区の東本願寺(真宗大谷派本山)を出発した。一行は1週間かけて蓮如の布教拠点の同県あわら市まで約240キロを歩く。

 同寺阿弥陀堂で御下向式(ごげこうしき)が営まれ、参加者が勤行に臨んだ。御影は専用の輿(こし)に載せられ、花で彩られたリヤカーに積まれた。

 一行は「蓮如上人さま、東本願寺をおたち」の声とともに阿弥陀堂門を出た。供奉(ぐぶ)人と呼ばれる同行者の一人、西川とし子さん(70)=大津市=は「今回のためにトレーニングを重ねてきた。楽しく行きたい」と話した。

 御影道中は北陸で布教した蓮如をしのび、1752(宝暦2)年から毎年行われている。一行は大谷派寺院に宿泊しながら滋賀県内を湖西経由で歩き、23日夜に同派吉崎別院(あわら市)に到着予定。さらに5月2日に同別院をたち湖東経由で同9日に東本願寺に戻る。