伏見署の秦正浩署長から感謝状を受け取る西島さんと、森本さん(後方左)ら=4日、京都市伏見区

伏見署の秦正浩署長から感謝状を受け取る西島さんと、森本さん(後方左)ら=4日、京都市伏見区

 振込先の口座を即座に凍結して特殊詐欺の被害を防いだとして、京都府警伏見署はこのほど、京都銀行墨染支店(京都市伏見区)職員の西島悠矢さん(23)、森本一幸さん(41)と同店に感謝状を贈った。

 10月4日夕、同店の現金自動預払機(ATM)を、携帯電話で通話しながら操作する60代女性がいた。春に入行した新人の西島さんは不審に思って女性に声を掛けたが、既に約50万円を振り込んだ後だった。

 万事休す、と思いきや、送金先は京都銀行の別口座。それに気付いた西島さんと支店長代理の森本さんはすぐさま口座凍結を上司と手配し、被害を免れた。凍結が完了した1分後に何者かが口座を利用しようとした形跡があり、タッチの差だった。

 伏見署によると、女性は行政職員を名乗る男から「介護保険料の還付金がある」と言われ、指定口座に送金しようとしていた。秦正浩署長から感謝状を受け取った森本さんは「偶然も重なったが、行員が連携して被害を防ぐことができた」と振り返った。

 伏見署は11月4日、別の特殊詐欺被害を防いだとして京都中央信用金庫伏見支店(伏見区)にも感謝状を贈った。