職員のアイデアを生かした新規の取り組みについて説明する榊田理事長(京都市下京区・京都信用金庫本店)

職員のアイデアを生かした新規の取り組みについて説明する榊田理事長(京都市下京区・京都信用金庫本店)

 京都信用金庫は16日、職員と客を隔てるカウンターがない店舗を東桂支店(京都市西京区)で来春導入する計画を正式発表した。平日昼間に窓口業務を休止する「昼休み」も取り入れる。金融機関の伝統的な営業スタイルを大胆に変え、業務の能率アップや顧客との関係を深める。

 同支店のノーカウンター化は来年2月12日から試行する。店内はソファや立ち話ができるテーブルを置いてカフェのような雰囲気を作り、職員がタブレット端末などを使って来店客の相談に応じる。

 営業時間も従来の午前9時~午後3時から午前10時~午後5時に変更し、午前11時半から1時間休業する。京都信金が昼休みを導入するのは初めてで、支店単位での実施は京都北都信用金庫に続き京都府内2例目となる。

 また、従業員約2千人から集めたアイデアをもとに、職員同士の交流や働き方改革を促進する30件の新たな取り組みも公表した。人事面では、近隣支店の支店長間で部下の職員をトレードし合う「自由異動制度」や、希望する部署への異動を人事部門に直接志願できる「社内公募制度」なども整備する。

 榊田隆之理事長は「人にしかできない付加価値の高い仕事に専念できる環境作りが必要だ。省人化や効率化だけを追求せず、中長期的な視点で顧客との信頼関係を深めていきたい」と語った。