刈り取ったススキを束ねる参加者ら(京都市右京区京北塔町)

刈り取ったススキを束ねる参加者ら(京都市右京区京北塔町)

 京都市右京区京北大野町で6日、里山文化に触れる催しがあった。都市部から訪れた小中学生が、かやぶき屋根に使われるススキ刈りを体験し、昔の暮らしを味わった。

文化庁の事業として、京都市や京都料理芽生会、京都新聞でつくる「文化の結び」プロジェクト実行委員会の主催。市内の小中学生と保護者の計60人が参加した。

 参加者は庄屋を務めた河原林家を訪れ、20代目当主の河原林成吏さん(79)からススキを毎年刈って、ふき替えに備えているなどの話を聞いた。その後、同区京北塔町のススキの群生地に移動。長さ約3メートルのススキを鎌で刈り取り、束にしていった。

 昼食には芽生会が手掛けたさばずしなどの弁当や、丹波の地鶏や京野菜を使ったみそ汁が出された。災いよけの茅(ち)の輪作りをした後、京北地域で正月などに食べる納豆餅を土産に帰路に就いた。

 嵐山東小6年の女子児童(12)=西京区=は「刈るのは難しかった。みそ汁は地鶏がおいしかった。京北は静かで、また来たい」と笑顔を見せた。実行委副会長の磯橋輝彦・嵐山辨慶(べんけい)社長(50)は「薄れつつある日本文化の良さを理解してもらう一助になったと思う」と話した。