10月から始まった幼児教育・保育の無償化で、対象外となっている京都朝鮮学園幼稚班の保護者らが11日夜、無償化の適用を訴える緊急集会をラボール京都(京都市中京区)で開く。保護者は「朝鮮学校が除外されている現状を知ってもらい、『おかしい』という声を一緒に上げてほしい」と呼び掛けている。

 無償化の対象は認可外保育施設を含め全国に約5万5千施設ある。一方、対象外となった朝鮮学校やインターナショナルスクールなど「各種学校」の幼稚園は88校あり、うち朝鮮学校は半数近い40校に上る。府内には、京都朝鮮初級学校付属幼稚班が右京区と伏見区にあり、市内外の計約30人が通う。
 集会を主催する「幼保無償化を求める京都朝鮮幼稚園保護者連絡会」は9月に結成。10月には府や市に対し、政府への働き掛けや独自の財政措置を求める要望書を提出した。
会代表の女性(42)は、今回の措置が「(無償化の根拠である)子ども・子育て支援法などの理念に反している」とし、「私たちも納税義務は果たしているし、何より尊厳や権利が問われている。多文化共生をうたう市や府に突破口を開いてほしい」と訴える。
 集会では制度の解説のほか、鄭さんが活動報告し、他の保護者や教員らも思いを語る。「朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京滋(こっぽんおり)」など支援団体によるスピーチもある。
 事務局長(40)は「『官制ヘイト』とも言える状況。日本社会の責任としてこの問題を捉え、声を広げていきたい」と話す。集会は午後7時から。参加費500円。