大津地裁

大津地裁

 滋賀県東近江市の湖東記念病院での患者死亡を巡る再審で無罪が確定した元看護助手の西山美香さん(41)=彦根市=が国と滋賀県に損害賠償を求めた訴訟で、県側が西山さんを犯人視するなどした準備書面の記述を訂正したことを受け、原告側は10日までに「県は西山さんが無実であることを認めるのか」と改めて問う準備書面を大津地裁に提出した。

 県側は、9月に提出した準備書面にあった「被害者を心肺停止状態に陥らせたのは原告(西山さん)である」との記述を「心肺停止状態に陥らせたのは原告であると判断する相当な理由があった」とするなど計7カ所を訂正する申立書を10月5日付で大津地裁に提出した。

 原告側はこれを受け、今月9日付で新たな準備書面を提出。「県側が今でも患者のことを被害者と呼んでいるのは、何らかの犯罪の被害者であるとの主張を今後も続ける趣旨か」「県は原告(西山さん)が無実であることを認めるのか、認めないのか」と問いただしている。

 西山さんは弁護団を通じ、「滋賀県警の考え方をはっきりさせてほしい」とのコメントを出した。