京都府警本部

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マッチングアプリを悪用した違法勧誘事件

マッチングアプリを悪用した違法勧誘事件

 マッチングアプリで知り合った女性をネットワークビジネスの会員に違法勧誘したとして、京都府警生活保安課と川端署は11日、特定商取引法違反(連鎖販売取引の禁止行為)の疑いで、京都府教育委員会職員の男(26)=京都市中京区=と自称自営業の女(38)=山科区=を逮捕した。

 府警によると、2人は大手無店舗販売会社の販売会員。逮捕容疑は共謀して3月27日、約4千円の年会費が必要な会員に登録させる目的を隠して京都市在住の女性(23)を下京区内の建物に同行させ、会員に勧誘した疑い。2人は「事前に勧誘することは伝えた」などと容疑を否認している。

 無店舗販売会社の販売会員は独立した個人事業主として営業活動を行っているが、両容疑者は傘下の会員を多く集めると収入が得られる同社の仕組みを利用し、会員獲得を図っていたとみられるという。

 府警の説明では、男がマッチングアプリで出会った女性を食事に誘って、販売会員が利用する建物に連れ込んだ。知人として女が合流して女性にエステを施し、「肌が荒れている」と言って無店舗販売会社が扱う1万5千円の化粧水を勧め、「会員になれば安く買える」と会員に登録させていた。

 男が使っていた三つのアプリの運営会社には他の女性から同様の苦情が25件ほど寄せられていたといい、府警は勧誘を繰り返していたとみている。

 府教委によると、男は2014年に入庁。国の「GIGAスクール構想」に基づき、小中学校にデジタル端末を配備する施策を担当していた。府教委総務企画課は「容疑が事実なら教育行政に携わる公務員としてあってはならない行為。厳正に対処したい」としている。