12月9日に開業するグッドネイチャーステーションの外観イメージ

12月9日に開業するグッドネイチャーステーションの外観イメージ

 京阪ホールディングスは8日、京都市下京区・四条河原町に建設中の複合商業施設「グッドネイチャーステーション」を、12月9日に開業すると発表した。店舗概要も明らかにし、環境や健康にこだわった商品構成で他店と差異化を図る。
 同施設は京都高島屋の南に新築する京阪グループの旗艦店。環境・健康志向の消費が世界的に広がる中、有機栽培の地元農産物を取りそろえ、食材廃棄やプラスチック包装の削減も徹底するなど「ビオスタイル」と呼ぶ持続可能な暮らしの提案を大きく打ち出す。
 施設は9階建て、延べ2万7千平方メートル。1~3階の商業施設では有機野菜をそろえた青果販売店やスイーツを販売店のほか、イタリアンや中華の人気店も誘致。物販では、商品企画から製造、販売を手掛ける製造小売り(SPA)に本格参入し、自社開発のブランド化粧品を売り出す。
 4~9階は、グループ初の「コンセプトホテル」を運営する。客室は生体リズムに合わせて光の波長や明るさを制御する特殊な照明を導入。座禅やヨガの体験ツアーも扱う。3階で連結する京都高島屋と連携し、客室での外商の販売会なども今後企画する。計141室で、料金は1泊2万5千円前後を見込む。
 下京区のホテルで記者会見した加藤好文会長は「人口が減る中、鉄道事業を守るとともに新しい分野に挑戦する。次の世代に向け、企業として脱皮を図る」と説明した。
 また、大阪のカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の建設候補地・夢洲(ゆめしま)へのアクセス向上が期待される中之島線の延伸案については「京都とIRを結ぶのがわれわれの責任だ」と述べ、改めて意欲を示した。