地元の人が寂聴さんを悼んだ寂庵の門前(12日午前10時50分、京都市右京区嵯峨鳥居本)

地元の人が寂聴さんを悼んだ寂庵の門前(12日午前10時50分、京都市右京区嵯峨鳥居本)

 瀬戸内寂聴さんの訃報から一夜明けた12日午前、京都市右京区嵯峨鳥居本にある寂聴さんの庵(いおり)「寂庵」の門前で、地元住民らが寂聴さんを悼んだ。同区嵯峨鳥居本地域の「嵯峨野保勝会」会長、井上清邦さん(70)も手を合わせた。

 同会が旧愛宕街道に手作りの灯籠を並べる「街道灯(とぼ)し」を1996年に始めたところ、寂聴さんは「私を人寄せパンダにしたらいいじゃないの」と気さくに協力を申し出たという。「私も踊るから」とイベントに合わせた盆踊りを提案するなど、体調を崩す10年ほど前まで積極的に関わり続けたという。

 井上さんは「とても地域を大事になされ、お金も取らずに協力してくれた。大変なご恩があるだけにさみしい」と話した。