基地の外から撮影された、銃器を携帯した米軍の訓練の様子(7月11日午前9時25分ごろ、京都府京丹後市丹後町袖志)=米軍基地建設を憂う宇川有志の会提供

基地の外から撮影された、銃器を携帯した米軍の訓練の様子(7月11日午前9時25分ごろ、京都府京丹後市丹後町袖志)=米軍基地建設を憂う宇川有志の会提供

 国道178号沿いにある米軍経ケ岬通信所(京都府京丹後市)で、外部から見える状態で銃器を携帯した訓練が実施されたことについて、目撃した住民からは不安視する声が上がっている。住民側は米軍に事前連絡を求めるが、見通しは不透明だ。

 「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」事務局長の男性(62)が撮影した写真には、迷彩服やガスマスク様のものを着用した軍人が銃器を携帯する様子が写る。国道に向かって銃器を構えていると思われる軍人もいるといい、男性は「見えないようにやるなら勝手だが、外に見える訓練をしてはいけない。訓練内容を考え、最低でも情報を伝えるべき」と話す。そうした声を受け、地元の宇川連合区は米軍に事前連絡を求めている。

 日米地位協定では基地内の管理権は米軍にあるため、連絡義務はない。防衛省は「訓練情報をオープンにすることは普通なく、他の基地でも聞いたことがない。訓練の様子から対応や人数規模の把握につながるという事情もある」という。

 陸上自衛隊は2年前から同通信所の警護訓練を実施しているが、事前に地元に連絡している。同省は「住民があの光景を見た時、実際のオペレーションか訓練か分からないので不安になる」として米軍に配慮を求める一方、「米軍の訓練の情報が得られたら住民に連絡していきたい」としている。