今週もボロフェスタのことを。僕らが出演した最終日はNOT WONK、KID FRESINO、Hi,how are you?、カネコアヤノ、シャムキャッツ、そしてHomecomingsへ繋がる物語のように編まれたタイムテーブルだった。準備をしながらステージの上で観たシャムキャッツの演奏はずっと忘れないだろう。

 僕たちのライブは4人のストリングスとのセットで、最後の曲に京都アニメーションの映画『リズと青い鳥』の主題歌として作った「Songbirds」を選んだ。あの日以降、全てのライブでこの曲を演奏してきた。それは僕たちにとっての祈りでもあったし、正直なところ曲の前に言葉でなにかを伝えるのが難しかったからでもある。

 京都音楽博覧会でこの曲からライブをはじめる前、彩加さんは客席を見ながら「心を込めてうたいます」と言った。それは僕たちが今話せる最大限の想いであり、僕たちにできる数少ない追悼の形のひとつだとそのとき思った。だから短くてもいいからちゃんと言葉にしてみようと思った。

 演奏の途中でステンドグラスが開いた。この景色を向こうから観てみたいと初めて思った。四つの弦楽器のどこまでも届きそうな響きに乗せて、静かに、青い鳥たちの歌はどこかへ届いたのだろうか。