9日午前6時時点の琵琶湖の水位を表示した瀬田川沿いの電光掲示板(大津市)

9日午前6時時点の琵琶湖の水位を表示した瀬田川沿いの電光掲示板(大津市)

 14年ぶりとなる琵琶湖の水位低下を受け、滋賀県の三日月大造知事は16日、水位がマイナス75センチとなった時点で「渇水対策本部」を設置し、県民に節水を呼び掛け始める方針を示した。午前6時の水位がマイナス65センチになれば庁内に「水位低下連絡調整会議」を設け、生活への影響に関する情報収集を始める。16日午後5時の水位はマイナス64センチ。


 対策本部が設置されれば、2005年12月以来となる。02年の設置時は、マイナス94センチになった段階で取水制限が実施された。

 連絡調整会議は対策本部設置の前段階で、船舶の航行や港での客の乗降、積み荷の上げ下ろしなどが困難になっていないか、えり(定置網)を用いた漁に支障がないかなど、観光や漁業への影響も含めて関係部署を通じて把握していく。

 三日月知事はこの日の定例会見で「マイナス75センチ以下になることも十分想定しないといけない。早め早めの対策がとれるよう関係部局と連携を強化する」とした。一方で、今後も多くの降雨が見込めず「どこまで下がるのかという不安はある」と危機感を示し、水位低下の状況に関する情報発信に注力する姿勢を強調した上で「まずは水を大切に使っていただくことが第一」と述べた。