県産小麦100%導入に向け、専門家や地域代表、学校代表らがパンを試食して製粉所を選んだ審査会(大津市・琵琶湖ホテル)

県産小麦100%導入に向け、専門家や地域代表、学校代表らがパンを試食して製粉所を選んだ審査会(大津市・琵琶湖ホテル)

 滋賀県内の小中学校と特別支援学校、定時制高の学校給食用パンが、来年度から県産小麦100%のパンに置き換わることになった。これまでは外国産小麦とのブレンドだった。子どもたちが地元産の安全でおいしい食パンを味わえるようになる。

 学校給食は、公益財団法人「滋賀県学校給食会」が食材を学校と学校給食センターに供給している。このうち、パンは、委託を受けたパン工場4社などでつくる県学校給食協同組合が提供している。

 給食用パンの小麦は外国産80%と県産20%を混ぜて作っていた。滋賀の小麦の生産量は2020年度、全国7位になるなど、毎年上位にランクされており、16年度から年に1~2カ月、県産100%小麦の食パン供給を試験的に行っていた。

 このほど供給体制が整い、来年度から導入を決定した。10月中旬には同組合が23年度に使う小麦の製粉所を選ぶ審査会を開き1社を選んだ。

 15年ほど前から試行錯誤を続け、県産小麦100%パンの製造方法を確立した同組合代表理事の辻井孝裕さん(44)は「地域の農家が生産した小麦で、地域のパン屋が作り、子どもたちが食べる滋賀モデルを構築したい」と話している。