小説「細雪(ささめゆき)」で京都の平安神宮に姉妹が花見に訪れる名場面を、作者谷崎潤一郎が自ら作詞した「花の段」という舞踊作品がある。京舞井上流では四世井上八千代の振付で1953年から伝えてきた。12月3日に大阪で開かれる「とどけ明日へ 未来へつなぐ日本舞踊公演」(日本舞踊協会主催)では、流派を超えた京都の花形舞踊家3人が当代井上八千代(人間国宝)の指導を受け、「姉妹」として華やかに舞う。